“漬(づ)” の例文
と言いながら甥(おい)に杯を勧めなどしているうちに暗くなったので灯(ひ)が運ばれ、湯漬(づ)け、菓子などが皆の前へ出て食事が始まった。姫君はもうあちらへ帰してしまったのである。
源氏物語:21 乙女 (新字新仮名) / 紫式部(著)
結構つかえる器物がそこらへ棄(す)てられたり、下品な皿小鉢(こばち)が、むやみに買いこまれたりして、遠海ものの煮肴(にざかな)はいつも砂糖漬(づ)けのように悪甘く、漬けものも溝(どぶ)のように臭かった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
そこには彼の手首をアルコール漬(づ)けにした大きなガラス瓶(びん)が置いてあった。
指 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)