湯皮ゆば)” の例文
けれども、淡泊たんぱくで、無難ぶなんで、第一だいいち儉約けんやくで、君子くんしふものだ、わたしすきだ。がふまでもなく、それどころか、椎茸しひたけ湯皮ゆばもない。金魚麩きんぎよぶさへないものを、ちつとはましな、車麩くるまぶ猶更なほさらであつた。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
不足ふそくへた義理ぎりではないが……つたとほ干瓢かんぺう湯皮ゆば見當みあたらぬ。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)