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淮南
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わいなん
ふりがな文庫
“
淮南
(
わいなん
)” の例文
著者の甥の
致華
(
ちか
)
という者が
淮南
(
わいなん
)
の分司となって、
四川
(
しせん
)
の
※州
(
きしゅう
)
城を過ぎると、往来の人びとが何か気ちがいのように騒ぎ立っている。
中国怪奇小説集:16 子不語(清)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
山東の道々は、予自身の軍をもって
遮断
(
しゃだん
)
するから、劉玄徳は、その
麾下
(
きか
)
をよく督して
下邳
(
かひ
)
より
淮南
(
わいなん
)
のあいだの通路を警備したまえ
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
燕の
勢
(
いきおい
)
漸
(
ようや
)
く大なるに及びて、諸将観望するもの多し。
乃
(
すなわ
)
ち
淮南
(
わいなん
)
の民を募り、軍士を
合
(
がっ
)
して四十万と号し、殷に命じて之を
統
(
す
)
べて、
淮上
(
わいじょう
)
に
駐
(
とど
)
まり、燕師を
扼
(
やく
)
せしむ。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
異国の医師を自分の屋敷の内に入れることは一門の恥ではなかろうか? 漢の高祖が
淮南
(
わいなん
)
の
黥布
(
げいふ
)
を討ったとき、流れ矢で傷を受けた
后
(
きさき
)
呂太后
(
りょたいこう
)
が良医を迎えて診察させると
現代語訳 平家物語:03 第三巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
また、曹操は北方の山をこえて、
淮南
(
わいなん
)
の
野
(
や
)
を真下にのぞみ、すでにその総司令部を寿春からほど遠からぬ地点まで押しすすめてきたという。
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「聞き及ぶところでは、
淮南
(
わいなん
)
の
袁術
(
えんじゅつ
)
など、英雄といわれる方でしょうか。兵事に精通し、兵糧は足り、世間ももっぱら称揚しておるようです」
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それをはばかって、もしこの際、呂布のなすままに委せておいたら、袁術と合流して、
泗水
(
しすい
)
淮南
(
わいなん
)
に縦横し、遂には将来の大患となりましょう。
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
淮南
(
わいなん
)
に着いて、
袁術
(
えんじゅつ
)
に
謁
(
えっ
)
し、呂布の書簡を呈してやがて戻ってきた
許汜
(
きょし
)
、
王楷
(
おうかい
)
の二使は、そうは行かなかった。
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ついては、急速に、またひそかに、袁術の近況と、
淮南
(
わいなん
)
の情勢とを、御身も力をあわせて探索してもらいたい
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
淮南
(
わいなん
)
(河南・淮水の南岸)で撃破すべきだ。国防国防と騒いで、
空
(
むな
)
しく敵を待っていては、いまに魏の大軍がこれへ上陸した場合、国中の人民が震動して、収拾つかない結果になろう
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
淮南
(
わいなん
)
の
袁術
(
えんじゅつ
)
に身を寄せていた少年時代から、狩猟は彼の好きなものの一つだった。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“淮南(淮南市)”の解説
淮南市(わいなんし)は、中華人民共和国安徽省に位置する地級市。
(出典:Wikipedia)
淮
部首:⽔
11画
南
常用漢字
小2
部首:⼗
9画
“淮南”で始まる語句
淮南子
淮南兵
淮南軍
淮南江左