“浮身”の読み方と例文
読み方割合
うきみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幸田露伴氏が今のやうに文字の考証や、お説教やに浮身うきみやつさない頃、春になると、饗庭篁村あへばくわうそん氏などと一緒に面白い事をして遊んでゐた。
其れだからこの附髷つけまげや帽の流行品などに浮身うきみをやつして食べる物も食べずに若じにをする独身ものもあると云ふことである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
しや眼前にかばねの山を積まんとも涙一滴こぼさぬ勇士に、世を果敢はかなむ迄に物の哀れを感じさせ、夜毎よごとの秋に浮身うきみをやつす六波羅一の優男やさをとこを物の見事に狂はせながら
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)