とお)” の例文
『起世因本経』二に転輪聖王てんりんじょうおう世にづれば主蔵臣宝出でてこれに仕う、この者天眼を得地中をとおし見て有王無王主一切の伏蔵をるとあるから
亭主は鳩尾みぞおちのところを突きとおされる、女房は頭部あたまに三箇所、肩に一箇所、左の乳の下をえぐられて、たおれていたその手に、男の片袖をつかんでいたのだ
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)