“洞道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうどう33.3%
トンネル33.3%
ポテルン33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこまでは、たしかにうまくいったが、急に支えをはずされた岩盤は、えらい速さで洞道どうどうの上に倒れかかり、まさにはい出し終わろうとしている原田氏の右の足首をおしつぶしてしまった。
キャラコさん:04 女の手 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
キヤンデイは昔の錫崙セイロン王の都で、峨峨ががたる石山いしやまに取囲まれた要害の地だけに最後迄英軍に反抗した古戦場だ。英軍が気長に洞道トンネルを切り開いたのでやうやく陥落したのである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
鏡のような両側の壁は、たがいにその光を反映し、はねかえし、それがまた天井の内輪へ照りかえって、洞道ポテルン全体が、赫奕かくえきたる光の氾濫の中へ溺没できぼつする。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)