“錫崙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
セイロン50.0%
セイラン50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
キヤンデイは昔の錫崙セイロン王の都で、峨峨ががたる石山いしやまに取囲まれた要害の地だけに最後迄英軍に反抗した古戦場だ。英軍が気長に洞道トンネルを切り開いたのでやうやく陥落したのである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
印度インド人と一口に云つてもヒンヅ、タメル、マホメダン、波斯ペルシヤ人、錫崙セイロン土人其他そのた種種いろいろわかれて居る。彼等の間で富んだ者と云へばすぐに一億円以上の財産をつた者を意味する程富豪が多い。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
錫崙セイラン、われ汝を思ふ、汝の木の葉、芒果マングの肉の色をした汝の道を裸形にて通ふまなこ優しい汝が民よ、われ病を獲て、涙ぐましく、汝が曇りがちの空の下に肉桂の葉を噛みつつ、搖られゆく時
椰子の樹 (旧字旧仮名) / ポール・クローデル(著)