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法然天窓
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ほうねんあたま
ふりがな文庫
“
法然天窓
(
ほうねんあたま
)” の例文
火鉢の向うに
踞
(
つくば
)
って、その
法然天窓
(
ほうねんあたま
)
が、火の気の少い灰の上に冷たそうで、
鉄瓶
(
てつびん
)
より低い
処
(
ところ
)
にしなびたのは、もう七十の
上
(
うえ
)
になろう。
国貞えがく
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と
小商人
(
こあきんど
)
風の一分別ありそうなのがその
同伴
(
つれ
)
らしい
前垂掛
(
まえだれかけ
)
に云うと、こちらでは
法然天窓
(
ほうねんあたま
)
の隠居様が、
七度
(
ななたび
)
捜して人を疑えじゃ、滅多な事は謂われんもので、のう。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と苦笑いして、……床の正面に火桶を抱えた、
法然天窓
(
ほうねんあたま
)
の、
連
(
つれ
)
の、その爺様を見遣って
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「豪儀だな、そいつあ、」とくるりと廻った、
頭
(
かしら
)
の
法然天窓
(
ほうねんあたま
)
は竈の陰に
赫々
(
てかてか
)
して
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
染めようにも
髯
(
ひげ
)
は無いで、
私
(
わし
)
はこれ、手拭でも畳んで
法然天窓
(
ほうねんあたま
)
へ
載
(
の
)
せようでの。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
亭主は
法然天窓
(
ほうねんあたま
)
、木綿の
筒袖
(
つつそで
)
の中へ両手の先を
竦
(
すく
)
まして、
火鉢
(
ひばち
)
の前でも手を出さぬ、ぬうとした
親仁
(
おやじ
)
、
女房
(
にょうぼう
)
の方は
愛嬌
(
あいきょう
)
のある、ちょっと世辞のいい
婆
(
ばあ
)
さん、
件
(
くだん
)
の人参と干瓢の話を旅僧が打出すと
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
法
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
窓
常用漢字
小6
部首:⽳
11画
“法然”で始まる語句
法然
法然頭
法然上人
法然房
法然聖人
法然様
法然門
法然御房
法然房源空
法然院