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油画
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あぶらゑ
ふりがな文庫
“
油画
(
あぶらゑ
)” の例文
旧字:
油畫
日本の話をした
後
(
あと
)
で近日から自分が
此
(
この
)
画室へ
油画
(
あぶらゑ
)
の稽古に通はして貰ふ約束などをして、氏と別れてリユクサンブル公園へ
入
(
はひ
)
つた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
山田右衛門作
(
やまだゑもさく
)
は
天草
(
あまくさ
)
の海べに聖母
受胎
(
じゆたい
)
の
油画
(
あぶらゑ
)
を作つた。するとその
夜
(
よ
)
聖母「まりや」は夢の階段を踏みながら、彼の枕もとへ
下
(
くだ
)
つて来た。
わが散文詩
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
註文
主
(
ぬし
)
は画家の手からその
油画
(
あぶらゑ
)
を受取つたが、ちらと画面を見ると、その儘黙つて押しもどした。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
壁に
掲
(
か
)
けたる
油画
(
あぶらゑ
)
に、あるは
朧
(
おぼろ
)
に色
褪
(
さ
)
めし
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
南画は胸中の
逸気
(
いつき
)
を写せば、他は
措
(
お
)
いて問はないと云ふが、この墨しか着けない松にも、自然は
髣髴
(
はうふつ
)
と生きてゐはしないか?
油画
(
あぶらゑ
)
は
真
(
しん
)
を写すと云ふ。
支那の画
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
尤も書と一緒に
油画
(
あぶらゑ
)
か
水画
(
みづゑ
)
の一枚も、頼む事が出来たらそれはまた別の話で、そんな折には不折氏は閑潰しな道楽文字を書いて呉れるばかしか、書の講釈までも聞かせて呉れる。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
アトリエには彼自身の
油画
(
あぶらゑ
)
の
外
(
ほか
)
に何も装飾になるものはなかつた。
巻煙草
(
まきたばこ
)
を
啣
(
くは
)
へた断髪のモデルも、——彼女は
成程
(
なるほど
)
混血児
(
あひのこ
)
じみた一種の美しさを具へてゐた。
雪
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
油
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
画
常用漢字
小2
部首:⽥
8画
“油画”で始まる語句
油画具