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気心
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きごころ
ふりがな文庫
“
気心
(
きごころ
)” の例文
旧字:
氣心
こんな風にして、ビレラフォンとその不思議な馬とは数日を過ごして、日一日と、互に一層
気心
(
きごころ
)
も分り、よけいに好きになりました。
ワンダ・ブック――少年・少女のために――
(新字新仮名)
/
ナサニエル・ホーソーン
(著)
そこで、
気心
(
きごころ
)
の知れたお客さまには、じゅうぶん見せびらかすことができるように、こんな大げさな装置を考案したわけです。
少年探偵団
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
小
(
ちい
)
さな、
気
(
き
)
の
弱
(
よわ
)
いとこなつの
花
(
はな
)
は、どうして
自分
(
じぶん
)
から、この
気心
(
きごころ
)
のわからない、なんとなく
気
(
き
)
むずかしそうに
見
(
み
)
える
石
(
いし
)
に
向
(
む
)
かって
声
(
こえ
)
をばかけられましょう。
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そんなふまじめなことを言ってはいかんよ、君たちのように前から
気心
(
きごころ
)
も知れば、お互いの理想も知っているのだから、
苦情
(
くじょう
)
の起こりっこはありゃしないよ。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
部屋をもたない者はないわけではなかったが、
気心
(
きごころ
)
もわからない人たちがはいって来て、同じ屋根の下に住むということを考えると、つい心がすすまなくなるのだった。
時計屋敷の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
供のシナ人は堀部君の店に長く奉公して、
気心
(
きごころ
)
のよく知れている正直な青年であった。彼は
李多
(
リートー
)
というのが本名であるが、堀部君の店では日本式に李太郎と呼びならわしていた。
雪女
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
お光さんもうれしがるだろう。——東京の者は
気心
(
きごころ
)
が知れないから私はいやじゃ。
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
“気”で始まる語句
気
気色
気遣
気勢
気持
気質
気障
気配
気味
気高