毎日めえにち)” の例文
親切に宜くまア毎日めえにち/\来ておくんなさる、有難いことだ、それに付けて重三郎が出たぎりけえらねえと云うのは、道楽でも始めやしねえか、そんな奴ではねえが
俺らも、もう毎日めえにち真黒んなって働くなあ止めだ、人う面白おもさくもねえ
禰宜様宮田 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
兼「ありがてえ、毎日めえにち斯ういう塩梅あんべえもれえ物があると世話がえが、昨日のは喰いながらも心配だッた」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
宜く来たとたげえに大騒ぎをやるが、毎日めえにち傍にいると、私が殿様の疳癪をうん/\と気に障らねえように聞いていると、私が胡麻摺になり、謟諛へつれえになっていけねえ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
女「毎日めえにちなんかえりも行ったり来たりして居りやすから、もうが極ってるでがす、六十五せねでがんす」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
職人ふぜいで毎日めえにち店屋てんやの料理なんぞを喰っちアばちがあたるア、貰った物にしろ毎日こんな物を喰っちア口がおごって来て、まずい物が喰えなくなるから、実ア有がた迷惑だ
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
えゝゝ毎日めえにち膳が並ぶとおたげえに顔を見合せて、御飯おまんまを喰ってしまうと部屋へへいってごろ/\寝るくれえの事で仕様がごぜえやせんな、夜になると退屈てえくつで仕様が有りませんが
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
名主どんも有る村だから、名主どんへ届けて、お役人さまの手を借りてお探しなせえって、それから毎日めえにち松戸流山ながれやまから小金こがねぱらまで探しちゃアけえって来て、知んねえっては泣くだよ
なんだえ、人違いだえ、巫山戯ふざけた事を云っちゃアいけねえぜ、毎日めえにち人違ひとちげえを
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)