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段
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きだ
ふりがな文庫
“
段
(
きだ
)” の例文
よわれる人の如く喘ぎつゝ師曰ひけるは、かたくとらへよ、我等はかゝる
段
(
きだ
)
によりてかゝる大いなる惡を離れざるをえず 八二—八四
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
刈りこみて
段
(
きだ
)
おもしろき
細葉槙
(
ほそばまき
)
ふゆの日ざしのあたるともなし
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
己は玉座の
段
(
きだ
)
に身を委ねて罪を謝する。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
我また
段
(
きだ
)
を傳ひて諸〻の光の降るを見たり、その
數
(
かず
)
は
最
(
いと
)
多く、我をして天に現はるゝ一切の光かしこより注がると思はしむ 三一—三三
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
酒みづき
白髪
(
しらが
)
嫗
(
おうな
)
は前伏しにその戸の
段
(
きだ
)
に
白夜
(
はくや
)
こごえぬ
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
雲の
段
(
きだ
)
、霧の
帷
(
とばり
)
よ。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
しかしてわが影消ゆるを見て我もわが
聖等
(
ひじりたち
)
も我等の
後方
(
うしろ
)
に日の沈むをしりたる時は、我等の試みし
段
(
きだ
)
なほ未だ多からざりき 六七—六九
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
門守
(
かどもり
)
ねんごろに答へていふ。願はくは彼
幸
(
さいはひ
)
の中に汝等の歩みを導かんことを、さらば汝等我等の
段
(
きだ
)
まで進み來れ。 九一—九三
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
この後我等かゝる
段
(
きだ
)
によりてくだる、汝は前に乘るべし、尾の害をなすなからんためわれ間にあるを願へばなり 八二—八四
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
是よりも長き
段
(
きだ
)
のなは上るべきあり、これらを離るゝのみにて足らず、汝わが
言
(
ことば
)
をさとらばその益を失ふなかれ 五五—五七
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
段
(
きだ
)
また段と延びをり、とこしへに春ならしむる日輪にむかひて讚美の
香
(
か
)
を放つ無窮の薔薇の黄なるところに 一二四—一二六
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
またわが目いよ/\かなたを望むをうるに從ひ、我は彼が最高き
段
(
きだ
)
の上に坐せるをみたり、されどその顏をばわれみるに堪へざりき 七九—八一
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
かくいへる時、我は多くの焔が
段
(
きだ
)
より段にくだりてめぐり、かつめぐるごとにいよ/\美しくなるを見き 一三六—一三八
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
“段”の意味
《名詞》
(ダン)次々に高くなっている平面。
(ダン)上下に重なっているものの一つ。
(ダン)武芸などの技量を表す等級。
(ダン)長く続く物事の一区切り。
(ダン)物事の一局面。
(きざ)刻み目。
(出典:Wiktionary)
段
常用漢字
小6
部首:⽎
9画
“段”を含む語句
階段
手段
一段
段々
段落
上段
三段
此段
九段坂上
二段
段々畑
梯子段
石段
段梯子
算段
踏段
常套手段
楷子段
段違
楷段
...