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此裂
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これ
ふりがな文庫
“
此裂
(
これ
)” の例文
あれを疊んで立てかけて置けば好いにと一々
鈍
(
もど
)
かしう齒がゆくは思へども、此處に裂れが御座んす、
此裂
(
これ
)
でおすげなされと呼かくる事もせず、これも立盡して降雨袖に侘しきを
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
あれを畳んで立てかけて置けば
好
(
よ
)
いにと一々
鈍
(
もど
)
かしう歯がゆくは思へども、此処に
裂
(
き
)
れが御座んす、
此裂
(
これ
)
でおすげなされと呼かくる事もせず、これも立尽して降雨袖に
侘
(
わび
)
しきを
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
此裂
(
これ
)
でおすげなされと
呼
(
よび
)
かくる
事
(
こと
)
もせず、これも
立盡
(
たちつく
)
して
降雨
(
ふるあめ
)
袖
(
そで
)
に
詫
(
わび
)
しきを、
厭
(
いと
)
ひもあへず
小隱
(
こかく
)
れて
覗
(
うかゞ
)
ひしが、さりとも
知
(
し
)
らぬ
母
(
はゝ
)
の
親
(
おや
)
はるかに
聲
(
こゑ
)
を
懸
(
か
)
けて、
火
(
ひ
)
のしの
火
(
ひ
)
が
熾
(
おこ
)
りましたぞえ
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
此
漢検準1級
部首:⽌
6画
裂
常用漢字
中学
部首:⾐
12画
“此”で始まる語句
此方
此
此処
此家
此奴
此處
此間
此所
此頃
此様