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正可
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まさか
ふりがな文庫
“
正可
(
まさか
)” の例文
平生思想を性命として、思想に役せられている人に限って、思想が薄弱で
正可
(
まさか
)
の時の用に立たない。私の思想が
矢張
(
やっぱ
)
り其だった。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
愛山君とて
正可
(
まさか
)
に
斯
(
かゝ
)
る御考にはあらざるべし、余とて正可に山陽が一代の文豪なりしを知らざる訳にもあらざるなり。
賤事業弁
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
さうして辛抱して居りや、また
其中
(
そのうち
)
に何ぞ好い仕事も見附かるだらう。さあ、一円
遣
(
や
)
るから、
正可
(
まさか
)
の時の用意にしろ。
椋のミハイロ
(新字旧仮名)
/
ボレスワフ・プルス
(著)
『
正可
(
まさか
)
!
這麽
(
こんな
)
小いの着られやしないわ。』と、笑ひ乍ら縫掛のそれを
抓
(
つま
)
んで見せる。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
在来の古土蔵が一つあるけれども、それは
正可
(
まさか
)
の時に保証は出来ぬ。そこで新たに書庫として石蔵を造った。これならば火災のさいに一番安全だとは、平素家族の者に教えておいたところであった。
震災日誌
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
▼ もっと見る
「
大喰
(
おおく
)
わされ!」とお糸さんは
烟管
(
きせる
)
を火鉢の
角
(
かど
)
でポンと叩いて、「
正可
(
まさか
)
女房子
(
にょうぼこ
)
の有る人た思いませんでしたもの。 ...
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
『
正可
(
まさか
)
!』
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
正可
(
まさか
)
鍍金
(
めッき
)
じゃ有るまい、
飯櫃
(
めしびつ
)
も運び込んでから
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
正
常用漢字
小1
部首:⽌
5画
可
常用漢字
小5
部首:⼝
5画
“正”で始まる語句
正
正午
正直
正面
正月
正気
正体
正鵠
正宗
正行