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橇
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かんじき
ふりがな文庫
“
橇
(
かんじき
)” の例文
百樹
(
もゝき
)
曰、
余
(
よ
)
北越に遊びて牧之老人が家に在し時、老人
家僕
(
かぼく
)
に
命
(
めい
)
じて雪を
漕
(
こぐ
)
形状
(
すがた
)
を見せらる、京水
傍
(
かたはら
)
にありて此図を
写
(
うつせ
)
り。
穿物
(
はくもの
)
は、○
橇
(
かんじき
)
○
縋
(
すかり
)
なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
いささかなる小やみを見合はせ、
橇
(
かんじき
)
とて深雪の上をわたるべき具を足に
穿
(
は
)
き、八海山の峰つづき、牛ヶ岳の裾山を過ぎるに、
身重
(
みおも
)
にあれば歩むさへ、おのれが思ふにまかせざりけん
大菩薩峠:32 弁信の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
百樹
(
もゝき
)
曰、
余
(
よ
)
北越に遊びて牧之老人が家に在し時、老人
家僕
(
かぼく
)
に
命
(
めい
)
じて雪を
漕
(
こぐ
)
形状
(
すがた
)
を見せらる、京水
傍
(
かたはら
)
にありて此図を
写
(
うつせ
)
り。
穿物
(
はくもの
)
は、○
橇
(
かんじき
)
○
縋
(
すかり
)
なり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
いかんとなれば冬の雪はいかほどつもりても
凝凍
(
こほりかたまる
)
ことなく、
脆弱
(
やはらか
)
なる事
淤泥
(
どろ
)
のごとし。
故
(
かるがゆゑ
)
に冬の雪中は
橇
(
かんじき
)
・
縋
(
すかり
)
を
穿
(
はき
)
て
途
(
みち
)
を
行
(
ゆく
)
。
里言
(
りげん
)
には雪を
漕
(
こぐ
)
といふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
たいまつもなかるべし、
橇
(
かんじき
)
も入るやうになりしぞ、それも
持来
(
もちきた
)
れりといふも、西おとしの
雪荒
(
ゆきあれ
)
にてよくもきこえず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“橇(そり)”の解説
そり(雪車、橇、雪舟、轌、艝)は、底面を滑走させることにより物体の移動を補助する道具。英語では小さなものを sled、それより大きなものを sleigh、そして一番大きなものを sledge と呼び分けている。
(出典:Wikipedia)
橇
漢検1級
部首:⽊
16画
“橇”を含む語句
馬橇
犬橇
橇遊
雪橇
橇車
滑斜橇
黒橇
足橇
荷物橇
荷橇
網代橇
三頭立橇
海路行郵便橇
橇道
橇犬
橇牽
橇曳