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棒端
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ぼうばな
ふりがな文庫
“
棒端
(
ぼうばな
)” の例文
雪道を
雁股
(
かりまた
)
まで、
棒端
(
ぼうばな
)
をさして、奈良井川の枝流れの、青白いつつみを参りました。氷のような月が
皎々
(
こうこう
)
と
冴
(
さ
)
えながら、山気が霧に凝って包みます。
眉かくしの霊
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
定め其處よ
彼處
(
かしこ
)
と思へ共
竟
(
つひ
)
に其日は捨兼て同じ宿なる
棒端
(
ぼうばな
)
の
境屋
(
さかひや
)
と云
旅籠屋
(
はたごや
)
に一宿なして明の朝此所の
旅店
(
やどや
)
を立出て人の
往來
(
ゆきゝ
)
の無中に
疾
(
と
)
く
捨
(
すて
)
なんと
右
(
と
)
つ
左
(
おい
)
つ其場所がらを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ほどなく美人は
醒
(
さ
)
めて、こは石動の
棒端
(
ぼうばな
)
なるを
覚
(
さと
)
りぬ。御者はすでにあらず。渠はその名を嫗に
訊
(
たず
)
ねて、金さんなるを知りぬ。その
為人
(
ひととなり
)
を問えば、方正謹厳、その行ないを
質
(
ただ
)
せば学問好き。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
棒
常用漢字
小6
部首:⽊
12画
端
常用漢字
中学
部首:⽴
14画
“棒”で始まる語句
棒
棒杭
棒縞
棒立
棒切
棒鼻
棒手振
棒片
棒鱈
棒頭