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染
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つ
ふりがな文庫
“
染
(
つ
)” の例文
台が
漆
(
うるし
)
で塗ってある。竹は細く
削
(
けず
)
った上に、色が
染
(
つ
)
けてある。それで三円だと云う。安いなあ豊隆と云っている。豊隆はうん安いと云っている。
文鳥
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
赤いのは上へ乗っけて又其の上へ乗っけては赤いのが
染
(
つ
)
くからいかねえとか、
種々
(
いろ/\
)
な事を云う奴があるので、それが種になって段々お癪になったのだから
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
白く
降埋
(
ふりうず
)
んだ往来には、人や馬の通る
痕
(
あと
)
が
一条
(
ひとすじ
)
赤く
染
(
つ
)
いている——その
泥交
(
どろまじ
)
りの雪道を、おつぎさんの凍った身体は
藁蓆
(
むしろ
)
の上に載せられて、巡査
小吏
(
やくにん
)
なぞに取囲まれて、静に担がれて行きました。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
染
常用漢字
小6
部首:⽊
9画
“染”を含む語句
馴染
感染
伝染
幼馴染
煮染
血染
香染
藍染川
染衣
染出
顔馴染
友染
垢染
藍染
曙染
世帯染
茜染
傳染
黒染
蘇芳染
...