杉戸屋すぎとや)” の例文
申入るゝ者多かりしが今度このたび同宿どうしゆく杉戸屋すぎとやとみ右衞門が媒人なかうどにて關宿せきやどざい坂戸村さかとむらの名主是も分限ぶんげんの聞えある柏木庄左衞門かしはぎしやうざゑもんせがれ庄之助に配偶めあはせんとてすで約束やくそくとゝの双方さうはう結納ゆひなふ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
殺しかねる者かと云ば段右衞門何穀平を殺したと馬鹿ばかを云へ彼の穀平を殺せし者は杉戸屋すぎとや富右衞門とて既に御仕置に成たりしかるにおのれ今さら何をぬかとぼけをるか此女このあまめとしかり付るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
杉戸屋すぎとやとみ右衞門儀六月廿六日あさ卯刻むつどき幸手宿我が家出立致し下總葛飾郡藤田村名主儀左衞門方へとまり廿七日朝卯刻すぎ出立致し下野しもつけ都賀郡つがごほり栃木とちぎ中町なかまち油屋徳右衞門方へとまり廿八日同所に逗留とうりう廿九日ひる巳刻よつどき過栃木中町を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)