くま)” の例文
秋山の中央ちゆうあう中津川なかつかはといふありて、(すゑは魚沼郡妻有つまありの庄をながれて千くま川に入る川也)川の東西に十五ヶ村あり。
そして無心で、いろいろの宝を、その小槌から打出しては、それを惜しげもなく鶴見に贈る。こういう考が鶴見の心のすみの、どこかのくまわだかまりはじめた。きものに魅せられたようである。
┌薄の穂のさむざむと立つ沢のくま白鷺はゐれど声ひとつせぬ (原作)
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
蒲の穂のさむざむ明る沢のくま鷺多くゐれど声ひとつせぬ
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)