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晩秋
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おそあき
晩秋の晴れた
一日が、いつか
黄昏れて、ほんのりと空を染めていた
夕映も、だんだんに
淡れて行く頃だ。
晩秋の我が故郷の公園を悲しく今日も歩むなりけり
晩秋の入日の赤さ、さみしらにひとり眺めて
朽葉色に
晩秋の夢深き君が
額に
辨慶の赤き小鼻を
晩秋の酒場の軒に見るが哀しさ
晩秋の空ゆく
黄雲、
畑のいろ、見る
眼のどかに
朽葉色に
晩秋の夢深き君が
額に
晩秋の
濡れにたる
鉄柵のうへに
“晩秋”の意味
《名詞》
晩 秋(ばんしゅう)
秋の終りの頃。11月中旬から12月初めあたりまでの時期を指すことが多いが、初冬の時期とも重複することも多い。
陰暦九月。
(出典:Wiktionary)