是亦これまた)” の例文
又食物も気を付けて無害なる滋養品を与うるは言うまでもなきことながら、食物一方に依頼して子供を育てんとするは是亦これまた心得違なり。
新女大学 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
川に臨んだ入口ごとにゴンドラを繋く数本のくひ是亦これまた青や赤に彩られて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
是亦これまた忽諸こつしよからざる一問題と存候ぞんじそろ
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
なおもって彼の草稿そうこう極秘ごくひに致し置、今日に至るまで二、三親友の外へは誰れにも見せ不申候もうさずそうろう是亦これまた乍序ついでながら申上候もうしあげそうろう。以上。
君が新政府に出たのは君の平生へいぜい好む所を実行して居るのだから僕ははなはだ賛成するけれども、僕の身には夫れが嫌いだ、嫌いであるから出ないと云うものも是亦これまた自分の好む所を実行するのだから
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
是亦これまた父母の本意なる可し。
新女大学 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)