“早分”の読み方と例文
読み方割合
はやわか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
別して芝居などは早分はやわかりがいたしますが、朝幕あさまくで紛失した宝物たからものを、一日掛って詮議せんぎを致し、夕方には屹度きっと出て、めでたし/\と云って打出しになりますから、皆様も御安心でお帰りになりますが
……どうも平民へいみんは、すぐに勘定かんぢやうにこだはるやうでおはづかしいけれども、何事なにごとはう早分はやわかりがする。……豆府とうふ一挺いつちやうが、五厘ごりんから八厘はちりん一錢いつせん乃至ないし二錢にせんころことである。……つたな! うも。
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)