“五厘”の読み方と例文
読み方割合
ごりん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それだけあれば、もうはやくに煙草たばこ燒芋やきいもと、大福餅だいふくもちになつてた。煙草たばこ五匁ごもんめ一錢いつせん五厘ごりん燒芋やきいも一錢いつせんだい六切むきれ大福餅だいふくもち一枚いちまい五厘ごりんであつた。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
八百安が物は何時いつも帳面につけた様なと笑はるれど、愛顧ひいきは有がたきもの、曲りなりにも親子三人の口をぬらして、三之助とて八歳やつになるを五厘ごりん学校に通はするほどの義務つとめもしけれど
大つごもり (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
……どうも平民へいみんは、すぐに勘定かんぢやうにこだはるやうでおはづかしいけれども、何事なにごとはう早分はやわかりがする。……豆府とうふ一挺いつちやうが、五厘ごりんから八厘はちりん一錢いつせん乃至ないし二錢にせんころことである。……つたな! うも。
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)