日記にき)” の例文
京伝翁のせつに、かゆの木とは正月十五日粥をたるたきゞつゑとし、子もたぬ女のしりをうてば男子をはらむといふ祝ひ事なりとて、○まくら草紙さうし狭衣さごろも弁内侍べんのないし日記にきその外くさ/\のしよひき
この恋びとをしへられては日記にきも書きぬ百合にさめぬと画蚊㡡ゑがやぬと
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子増田雅子与謝野晶子(著)
旅の身の大河おほかはひとつまどはむやしづかに日記にきの里の名けしぬ(旅びと)
みだれ髪 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
こたびは途に上りしとき、日記にきものせむとて買ひし册子もまだ白紙のまゝなるは、獨逸にて物學びせし間に、一種の「ニル、アドミラリイ」の氣象をや養ひ得たりけむ、あらず、これには別に故あり。
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
吹くがかなしと日記にきに残れり
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
京伝翁のせつに、かゆの木とは正月十五日粥をたるたきゞつゑとし、子もたぬ女のしりをうてば男子をはらむといふ祝ひ事なりとて、○まくら草紙さうし狭衣さごろも弁内侍べんのないし日記にきその外くさ/\のしよひき
こたびは途に上りしとき、日記にきものせむとて買ひし冊子さつしもまだ白紙のまゝなるは、独逸ドイツにて物学びせしに、一種の「ニル、アドミラリイ」の気象をや養ひ得たりけむ、あらず、これには別に故あり。
舞姫 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
罪したまへめしひと知ると今日を書き明日あすは知らずと日記にきする人を
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
長き日記にきかな
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
こたびはのぼりしとき、日記にきものせんとて買いし冊子さっしもまだ白紙のままなるは、独逸ドイツにて物学びせし間に、一種の「ニル・アドミラリイ」の気象をや養い得たりけん、あらず、これには別にゆえあり。
舞姫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
おん胸の石をすべりし逸矢それやともつくつく日記にきを見る日もありぬ
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
日記にきに残れり
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)