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日枝
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ひえ
ふりがな文庫
“
日枝
(
ひえ
)” の例文
去って
日枝
(
ひえ
)
神社に詣でると、境内に老杉多く、あわれ幾百年を経たかと見えるのもあった。石段の下に修善寺駐在所がある。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「だってみんなそう云うわよ、あたしだっていつかお
日枝
(
ひえ
)
様の山へかみなりが落ちたとき見にいったら、巨きな御神木が裂けて、がりがりひっ掻いた
痕
(
あと
)
がいちめんについているのを見たわよ」
秋の駕籠
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
日枝
(
ひえ
)
神社の山王祭と共に、御用祭又は天下祭と言はれ、
隔
(
かく
)
年に行はれたこの威儀は、
氏子
(
うぢこ
)
中の町々を興奮の
坩堝
(
るつぼ
)
にし、名物の十一本の
山車
(
だし
)
が、人波を掻きわけて、警固の金棒の音、
木遣
(
きや
)
りの聲
銭形平次捕物控:236 夕立の女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
明治十六年の夏、
山王
(
さんのう
)
——麹町
日枝
(
ひえ
)
神社の大祭のおりのことであった。
明治美人伝
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
こは諸人のもち
拜
(
いつ
)
く
竈
(
かまど
)
の神なり。次に
大山咋
(
おほやまくひ
)
の神。またの名は
末
(
すゑ
)
の
大主
(
おほぬし
)
の神。この神は近つ
淡海
(
あふみ
)
の國の
日枝
(
ひえ
)
の山にます
三
。また
葛野
(
かづの
)
の松の尾にます
四
、
鳴鏑
(
なりかぶら
)
を
用
(
も
)
ちたまふ神なり。次に
庭津日
(
にはつひ
)
の神。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
▼ もっと見る
麹町永田町、
日枝
(
ひえ
)
神社東鳥居前。小泉亭。
六百句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
二十四年の六月十四日、今年は
日枝
(
ひえ
)
神社の本祭りで、わたしの家の近所では
軒提灯
(
のきぢょうちん
)
を懸けている朝、わたしは菓子の折をかかえて築地の桜痴居士の家をたずねた。
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
日枝
(
ひえ
)
神社の本祭りで、この町内では踊り屋台を出した。しかし町内には踊る子が揃わないので、誰かの発議でそのころ牛込の赤城下にあった
赤城座
(
あかぎざ
)
という小芝居の役者を雇うことになった。
ゆず湯
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
日枝
(
ひえ
)
神社の本祭りで、この町内では踊り屋台を出した。しかし町内には踊る子が揃わないので、誰かの発議でそのころ
牛込
(
うしごめ
)
の
赤城下
(
あかぎした
)
にあった赤城座という小芝居の
俳優
(
やくしゃ
)
を雇うことになった。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
枝
常用漢字
小5
部首:⽊
8画
“日枝”で始まる語句
日枝神社