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ふること
ふりがな文庫
“
故事
(
ふること
)” の例文
折しも秋の末なれば、屋根に
生
(
お
)
ひたる
芽生
(
めばえ
)
の
楓
(
かえで
)
、時を
得顔
(
えがお
)
に色付きたる、その
隙
(
ひま
)
より、
鬼瓦
(
おにがわら
)
の傾きて見ゆるなんぞ、
戸隠
(
とがく
)
し
山
(
やま
)
の
故事
(
ふること
)
も思はれ。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
菅神
怍色
(
はづるいろ
)
あり、
適
(
たま/\
)
柘榴
(
さくろ
)
を
薦
(
すゝむ
)
、 菅神
哺
(
たべかけ
)
を
吐
(
はき
)
て
焔
(
ほのふ
)
をなし玉ひしといふ
故事
(
ふること
)
は、
元亨釈書
(
げんかうしやくしよ
)
の
妄説
(
まうせつ
)
に
起
(
おこ
)
る。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
常世島
(
とこよしま
)
国なし建てて、到り住み聞き見る人は、
万世
(
よろずよ
)
の
寿
(
いのち
)
を延べつ、
故事
(
ふること
)
に言ひつぎ来る、
澄江
(
すみのえ
)
の淵に釣せし、
皇
(
きみ
)
の民浦島の子が、
天
(
あま
)
つ
女
(
め
)
に釣られ来りて、紫の雲たなびきて、時のまにゐて飛び行きて
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
菅神
怍色
(
はづるいろ
)
あり、
適
(
たま/\
)
柘榴
(
さくろ
)
を
薦
(
すゝむ
)
、 菅神
哺
(
たべかけ
)
を
吐
(
はき
)
て
焔
(
ほのふ
)
をなし玉ひしといふ
故事
(
ふること
)
は、
元亨釈書
(
げんかうしやくしよ
)
の
妄説
(
まうせつ
)
に
起
(
おこ
)
る。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
爆竹左義長
(
ばくちくさぎちやう
)
の
故事
(
ふること
)
俳諧
(
はいかい
)
の
季寄
(
きよせ
)
年浪草
(
としなみぐさ
)
に諸書を引てくはしくいへり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
爆竹左義長
(
ばくちくさぎちやう
)
の
故事
(
ふること
)
俳諧
(
はいかい
)
の
季寄
(
きよせ
)
年浪草
(
としなみぐさ
)
に諸書を引てくはしくいへり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
(松山かゞみの
故事
(
ふること
)
おもひあたれり。)
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
故事
(
ふること
)
は
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“故事”の意味
《名詞》
故 事(こじ)
過去に起こった出来事、特に、後世に教訓などの何らかの影響を与えたもの。
(出典:Wiktionary)
“故事”の解説
故事(こじ)とは、大昔にあった物や出来事。また、遠い過去から今に伝わる、由緒ある事柄。特に中国の古典に書かれている逸話のうち、今日でも「故事成語」や「故事成句」として日常の会話や文章で繁用されるものをいう。
(出典:Wikipedia)
故
常用漢字
小5
部首:⽁
9画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
“故事”で始まる語句
故事付
故事来歴
故事式目