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放散
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ほうさん
ふりがな文庫
“
放散
(
ほうさん
)” の例文
ところへ
物
(
もの
)
を
蒸
(
む
)
し、そして
發酵
(
はつこう
)
させるやうな日光が
照付
(
てりつ
)
けるのであるから、地はむれて、むツと息の
塞
(
つ
)
まるやうな
温氣
(
うんき
)
と
惡臭
(
あくしう
)
とを
放散
(
ほうさん
)
する。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
数万の毛穴から、身体中のエネルギーが水蒸気のように
放散
(
ほうさん
)
してしまった。私は脱ぎ捨てられた着物のようになって、いつまでも床の上に
倒
(
たお
)
れていた。
柿色の紙風船
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
しかし、
夜
(
よる
)
になると
森林
(
しんりん
)
は、
枝葉
(
えだは
)
で
土地
(
とち
)
をおほつてゐますから、その
地面
(
じめん
)
と
空氣
(
くうき
)
と、
𤍠
(
ねつ
)
を
放散
(
ほうさん
)
するのを
妨
(
さまた
)
げるので、そこの
空氣
(
くうき
)
は
冷
(
ひ
)
え
方
(
かた
)
が
少
(
すくな
)
いことになります。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
“放散”の意味
《名詞》
放散(ほうさん)
香りなどを放ち散らすこと。
(出典:Wiktionary)
放
常用漢字
小3
部首:⽁
8画
散
常用漢字
小4
部首:⽁
12画
“放”で始まる語句
放
放蕩
放埒
放擲
放火
放縦
放恣
放逐
放肆
放埓