放散ほうさん)” の例文
ところへものし、そして發酵はつこうさせるやうな日光が照付てりつけるのであるから、地はむれて、むツと息のまるやうな温氣うんき惡臭あくしうとを放散ほうさんする。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
数万の毛穴から、身体中のエネルギーが水蒸気のように放散ほうさんしてしまった。私は脱ぎ捨てられた着物のようになって、いつまでも床の上にたおれていた。
柿色の紙風船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
しかし、よるになると森林しんりんは、枝葉えだは土地とちをおほつてゐますから、その地面じめん空氣くうきと、𤍠ねつ放散ほうさんするのをさまたげるので、そこの空氣くうきかたすくないことになります。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)