放免はうめん)” の例文
卑しい傀儡くぐつの顏を寫しましたり、不動明王を描く時は、無頼の放免はうめんの姿を像りましたり、いろ/\の勿體ない眞似を致しましたが
地獄変 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
しよかうとしたときに、あいちやんは王樣わうさま小聲こゞゑで、一たい仲間なかまものどもにはれるのをきました、『みん放免はうめんする』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
はからず放免はうめんおほつけられ、身に取りまして大慶至極たいけいしごく、誠に先頃さきごろ御無礼ごぶれい段々だん/″\御立腹ごりつぷく御様子ごやうすで。
詩好の王様と棒縛の旅人 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
卑しい傀儡くぐつの顔を写しましたり、不動明王を描く時は、無頼ぶらい放免はうめんの姿をかたどりましたり、いろ/\の勿体もつたいない真似を致しましたが
地獄変 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)