“放免頭”の読み方と例文
読み方割合
ほうめんがしら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大蔵は、かつての自分たちの放免頭ほうめんがしらであり、六波羅放免(密偵)二百余人の操縦に腕をふるい、自分はその大蔵の片腕ともいわれていたのだ。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ただの御家臣ならごまかされようが、おれは元々、六波羅の放免頭ほうめんがしらもしたほどな男だ。正成さまを慕って、そのごはここで御奉公している身だが、いぜんから持っているおれの眼力に狂いはねえ。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)