あが)” の例文
新字:
だから、お曾與殺しの下手人があがらなきや、神田中の綺麗な娘が、種切れになると、大眞目面で思ひ込んでやがるから世話はない
かくて姫は此世を隱れましゝなり。爾來そのとき尼院につらなれる廊道わたどのみちの前なる黒漆の格子あがりて、式の白衣を着たる一群の尼達現れ、高く天使の歌を歌ふ。僧官エピスコポスは姫の手を取りてたすけ起しつ。
『——でも充分じうぶん證據しようこあがらないのですもの』と獨語ひとりごとひました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
それはなあ、外ではあんな具合に一癖ありさうに、構へとるが、内へ歸ると細君の前に頭があがらん奴よ。しよつちゆう尻に布かれて本人も亦それを喜んでるんさ。愛情が濃かだとか何とか言つてな。
我等の一団と彼 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
あがれるすぢいかれるしゝ
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
念の爲に下谷へ引返して、徳藏稻荷の氏子うぢこ總代——和泉屋といふ町内の酒屋の主人に逢つて訊いてみると、思ひも寄らぬ新事實があがりました。