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撒
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さん
ふりがな文庫
“
撒
(
さん
)” の例文
それからその死骸を丸
裸体
(
はだか
)
にして肢体を整え、
香華
(
こうげ
)
を
撒
(
さん
)
じ
神符
(
しんぷ
)
を焼き、
屍鬼
(
しき
)
を
祓
(
はら
)
い去った呉青秀は、やがて紙を
展
(
の
)
べ、
丹青
(
たんせい
)
を按配しつつ、
畢生
(
ひっせい
)
の心血を注いで極彩色の写生を始めた
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
呉青秀はその中を踏みわけて、自分の
室
(
へや
)
に来て見るには見たものの、サテどうしていいかわからない。妻の姿はおろか
烏
(
からす
)
の影さえ動かず。
錦繍
(
きんしゅう
)
帳裡
(
ちょうり
)
に
枯葉
(
こよう
)
を
撒
(
さん
)
ず。
珊瑚
(
さんご
)
枕頭
(
ちんとう
)
呼べども応えずだ。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
撒
漢検準1級
部首:⼿
15画
“撒”を含む語句
撒水
撒布
該撒
弥撒
荘厳弥撒
水撒
豆撒
撒散
撒水夫
撒里矢爾酸曹達
振撒
打撒
餅撒
綿撒糸
耶路撒冷
朝弥撒
撒砂
撒餌
撒銭仕候
撒銭
...