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打撒
ふりがな文庫
“打撒”の読み方と例文
読み方
割合
ぶちま
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぶちま
(逆引き)
内弟子に
極
(
き
)
める時元老が聞いた——「坊主、修業をして、舞台へ浪が出せるかな。」八郎が
立処
(
たちどころ
)
に、「いけなけりゃ、バケツに水を
汲
(
く
)
んで置いて
打撒
(
ぶちま
)
くよ。」
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
聞くと、どうして、思ったより出来ている、按摩
鍼
(
はり
)
の芸ではない。……
戸外
(
おもて
)
をどッどと吹く風の中へ、この声を
打撒
(
ぶちま
)
けたら、あのピイピイ笛ぐらいに
纏
(
まと
)
まろうというもんです。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
惜気
(
おしげ
)
なく
真鍮
(
しんちゅう
)
の火鉢へ
打撒
(
ぶちま
)
けると、横に
肱掛窓
(
ひじかけまど
)
めいた低い障子が二枚、……其の紙の
破
(
やぶれ
)
から
一文字
(
いちもんじ
)
に吹いた風に、又
※
(
ぱっ
)
としたのが
鮮麗
(
あざやか
)
な
朱鷺色
(
ときいろ
)
を
染
(
そ
)
めた、あゝ、秋が深いと、火の
気勢
(
けはい
)
も
霜
(
しも
)
に
染
(
そ
)
む。
貴婦人
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
打撒(ぶちま)の例文をもっと
(6作品)
見る
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
撒
漢検準1級
部首:⼿
15画
“打”で始まる語句
打
打擲
打棄
打捨
打殺
打倒
打明
打付
打笑
打毀
“打撒”のふりがなが多い著者
泉鏡花
泉鏡太郎