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摺
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たた
ふりがな文庫
“
摺
(
たた
)” の例文
その紐には
摺
(
たた
)
んである襤褸の小片が結びつけてあった。彼はそれを膝の上で気をつけて
開
(
あ
)
けた。中にはほんの少しの髪の毛が入っていた。
二都物語:01 上巻
(新字新仮名)
/
チャールズ・ディケンズ
(著)
したがひ
来
(
こ
)
し式の女官は奥の入口の
閾
(
しきい
)
の上まで出で、
右手
(
めて
)
に
摺
(
たた
)
みたる
扇
(
おうぎ
)
を持ちたるままに直立したる、その姿いといと気高く、
鴨居
(
かもい
)
柱を
欄
(
わく
)
にしたる一面の画図に似たりけり。
文づかひ
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
あをく
摺
(
たた
)
まれた海の夢が、とほい
惝怳
(
あくがれ
)
を乗せて万里の潮を、しろくあげてゐる。
雪
(新字旧仮名)
/
高祖保
(著)
その乗手は身を屈め、それから、車掌をちらりと仰ぎ見ながら、一枚の小さく折り
摺
(
たた
)
んだ紙片を旅客に手渡しした。
二都物語:01 上巻
(新字新仮名)
/
チャールズ・ディケンズ
(著)
老事務員が手紙を丁寧に
摺
(
たた
)
んで表書をした時に、クランチャー君は、その行員が吸取紙を使う段になるまで彼を無言のまま眺めていた後に、こう言った。——
二都物語:01 上巻
(新字新仮名)
/
チャールズ・ディケンズ
(著)
摺
漢検準1級
部首:⼿
14画
“摺”を含む語句
引摺
地摺
手摺
頬摺
笈摺
阿婆摺
摺合
雲母摺
手古摺
摺鉢
摺寄
袖摺
摺付
悪摺
青摺
摺出
籾摺
摺附木
摺上川
衣摺
...