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掻払
ふりがな文庫
“掻払”のいろいろな読み方と例文
旧字:
掻拂
読み方
割合
かっぱら
60.0%
かいはら
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かっぱら
(逆引き)
この通り
向脛
(
むこうずね
)
を
掻払
(
かっぱら
)
われて、着物なんぞもズタズタでございます、すんでのことに命を取られるところを、やっとここへ逃げ上ったんでございます
大菩薩峠:09 女子と小人の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
お
前
(
ま
)
んの生命を
掻払
(
かっぱら
)
いさえすりゃ、お孝との
捩
(
より
)
が戻って、早い話が
旧々
(
もともと
)
通り言うことを肯いて、女が自由になる見込さえあればですだ、それこそ、お前んが国手でも、神でも、仏でも
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
掻払(かっぱら)の例文をもっと
(3作品)
見る
かいはら
(逆引き)
それを
掻払
(
かいはら
)
うごとく、目の上を両手で
無慚
(
むざん
)
に
引擦
(
ひっこす
)
ると、ものの香はぱっと枕に
遁
(
に
)
げて、縁側の障子の隅へ、音も無く潜んだらしかったが、また……有りもしない風を伝って、
引返
(
ひっかえ
)
して
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
(この時人々の立かかるを
掻払
(
かいはら
)
う)
六根清浄
(
ろっこんしょうじょう
)
、澄むらく、
浄
(
きよ
)
むらく、清らかに、神に仕うる身なればこそ、この
邪
(
よこしま
)
を手にも取るわ。
御身
(
おみ
)
たちが悪く近づくと、見たばかりでも
筋骨
(
すじぼね
)
を悩み
煩
(
わず
)
らうぞよ。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
掻払(かいはら)の例文をもっと
(2作品)
見る
掻
漢検準1級
部首:⼿
11画
払
常用漢字
中学
部首:⼿
5画
“掻”で始まる語句
掻
掻巻
掻込
掻合
掻廻
掻消
掻口説
掻取
掻分
掻乱
“掻払”のふりがなが多い著者
中里介山
泉鏡花