トップ
>
推重
>
おしかさな
ふりがな文庫
“
推重
(
おしかさな
)” の例文
氷の如き宮が手を取り、
犇
(
ひし
)
と握りて、永く眠れる
面
(
おもて
)
を
覗
(
のぞ
)
かんと為れば、涙急にして
文色
(
あいろ
)
も分かず、
推重
(
おしかさな
)
りて、
怜
(
いと
)
しやと身を
悶
(
もだ
)
えつつ
少時
(
しばし
)
泣いたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
やがて重き物など引くらんやうに彼の
漸
(
やうや
)
く
踵
(
きびす
)
を
旋
(
めぐら
)
せし時には、
推重
(
おしかさな
)
るまでに
柵際
(
さくぎは
)
に
聚
(
つど
)
ひし
衆
(
ひと
)
は
殆
(
ほとん
)
ど散果てて、駅夫の三四人が
箒
(
はうき
)
を執りて場内を掃除せるのみ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
と満枝の手首に
縋
(
すが
)
れるまま、一心不乱の力を
極
(
きは
)
めて
捩伏
(
ねぢふ
)
せ
捩伏
(
ねぢふ
)
せ、
仰様
(
のけざま
)
に
推重
(
おしかさな
)
りて
仆
(
たふ
)
したり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
推
常用漢字
小6
部首:⼿
11画
重
常用漢字
小3
部首:⾥
9画
“推”で始まる語句
推
推敲
推察
推量
推薦
推参
推測
推移
推古
推進機