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挙
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こぶし
ふりがな文庫
“
挙
(
こぶし
)” の例文
旧字:
擧
それを取り逃がした暁には、自分から恥じて二度と再び主人の
挙
(
こぶし
)
へは帰らない。そこがあの鳥の
価値
(
ねうち
)
なのだ。久しく飼い慣らしたあの
秋篠
(
あきしの
)
も二度とは帰って参るまい。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
獣
(
けもの
)
がほえるような声をたて、両の
挙
(
こぶし
)
を握りしめ、ぶるぶる震えて、今にもとびかかりそうです。
金の目銀の目
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
ニーナ (握り
挙
(
こぶし
)
にした片手を、トリゴーリンのほうへさしのべながら)偶数? 奇数?
かもめ:――喜劇 四幕――
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
外人の大きな
挙
(
こぶし
)
が長いズボンの蔭にブルブルと
呻
(
うな
)
っているのが判った。帆村はジロリと
一瞥
(
いちべつ
)
したまま、平然と二人の前を通りすぎた。彼は後の方で、深い二つの
吐息
(
といき
)
のするのを聞いた。
人造人間事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それをふみこたえた瞬間、顔の前に、大きな
挙
(
こぶし
)
が突出された。
傷痕の背景
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
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そうして
挙
(
こぶし
)
が握られた。と、寝椅子から立ちあがった。
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
挙
常用漢字
小4
部首:⼿
10画
“挙”を含む語句
挙動
挙止
検挙
枚挙
挙措
言挙
軽挙
挙手
一挙
科挙
列挙
湯河板挙
取挙
挙家
挙世
春挙
挙句
応挙
選挙
暴挙
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