トップ
>
持薬
>
じやく
ふりがな文庫
“
持薬
(
じやく
)” の例文
旧字:
持藥
接伴
(
せっぱん
)
委員長のカーボン
卿
(
きょう
)
は、金博士が、あまりにも
空爆下
(
くうばくか
)
に無神経でありすぎるのに
愕
(
おどろ
)
き、
周章
(
あわ
)
てて
持薬
(
じやく
)
のジキタリスの
丸薬
(
がんやく
)
をおのが
口中
(
こうちゅう
)
に放りこむと
独本土上陸作戦:――金博士シリーズ・3――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「そんな役得でもなきゃ、十手捕縄御返上だ。“子曰く”なんか
持薬
(
じやく
)
にするような、悪い
病
(
やまい
)
はねえ」
銭形平次捕物控:080 捕物仁義
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
お前のはぶるぶるふるえるほどでもないようだから、平生から
持薬
(
じやく
)
に度胸のすわる薬を東京の医者にこしらえてもらって飲んでみろ。直らないこともなかろうというのである。
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
今は矢筈草押込みて煎じつめ
夜
(
よ
)
ごと
眠
(
ねむり
)
につく時
持薬
(
じやく
)
にする身とはなり果てけり。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
「女のお児さんかなし。子供衆の
持薬
(
じやく
)
には極く好いで、すこし置いていかず」
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
「いやあれは
鳥渡
(
ちょっと
)
……僕の
持薬
(
じやく
)
である
丸薬
(
がんやく
)
を落したから、拾い集めて居ただけなんです」と答えたが、その答えぶりから言ってそれは明らかに
偽
(
いつわ
)
りであることが判った。
階段
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
一
埒
(
らち
)
を聴いて、川から引揚げた千両箱を見せて貰って、その角の壊れを丁寧に調べると、今度はまだ大黒屋に居る本道に逢い、福三郎は
心
(
しん
)
の病(心臓病)があって、
持薬
(
じやく
)
を飲んでいた事
銭形平次捕物控:055 路地の小判
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
持
常用漢字
小3
部首:⼿
9画
薬
常用漢字
小3
部首:⾋
16画
“持”で始まる語句
持
持出
持前
持余
持主
持上
持合
持来
持囃
持病