打続うちつづ)” の例文
旧字:打續
坂は急ならず長くもあらねど、一つつくればまたあらたにあらわる。起伏あたかも大波の如く打続うちつづきて、いつたんならむとも見えざりき。
竜潭譚 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
今日きょうは三十にん患者かんじゃければ、明日あすは三十五にんる、明後日あさっては四十にんってく、かく毎日まいにち毎月まいげつ同事おなじこと繰返くりかえし、打続うちつづけてはくものの、市中まち死亡者しぼうしゃすうけっしてげんじぬ。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)