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しゅこう
ふりがな文庫
“
手工
(
しゅこう
)” の例文
「吉は
手工
(
しゅこう
)
が甲だから
信楽
(
しがらき
)
へお茶碗造りにやるといいのよ。あの職人さんほどいいお金儲けをする人はないっていうし。」
笑われた子
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
ちょうどその
時分
(
じぶん
)
、いちばん
小
(
ちい
)
さい
英
(
えい
)
ちゃんが
学校
(
がっこう
)
に
上
(
あ
)
がりました。そして
学校
(
がっこう
)
で
手工
(
しゅこう
)
にはさみがいることになりました。
古いはさみ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
勢い
手工
(
しゅこう
)
の妙技を
逞
(
たくま
)
しうせる
天真爛漫
(
てんしんらんまん
)
たるものに
外
(
ほか
)
ならざるに至るなり、故を以て衣食住の程度低き我が国において、我が国産たる絹布を用い
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
春吉君たちは、六時間めの
手工
(
しゅこう
)
をしていた。その日の手工は、かわら屋の森一君がバケツ一ぱい持ってきたねんどで、思い思いの
細工
(
さいく
)
をするのである。
屁
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
そういう
手工
(
しゅこう
)
にも姉は器用であった。あの鹿鳴館に貴婦人たちが集って、井上外交の華やかさを、その
繊手
(
せんしゅ
)
と
嬌笑
(
きょうしょう
)
とをもって飾った時代である。有名なのは夜会の舞踏であった。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
▼ もっと見る
平常
(
へいじょう
)
、
女
(
おんな
)
のほうは、
子供
(
こども
)
らとオルガンにあわせて、
讃美歌
(
さんびか
)
をうたい、また
希望者
(
きぼうしゃ
)
に
英語
(
えいご
)
を
教
(
おし
)
えたりしました。そして、
青年
(
せいねん
)
のほうは、
子供
(
こども
)
らに、
手工
(
しゅこう
)
のけいこをしたり、
自由画
(
じゆうが
)
をかかせたりしました。
天女とお化け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ぼくが、
手工
(
しゅこう
)
をするのに、お
母
(
かあ
)
さんからもらったんだい。」
赤土へくる子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「よごすと、
手工
(
しゅこう
)
のとき、こまるもの。」
赤土へくる子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“手工”の意味
《名詞》
手工(しゅこう)
機械を用いずに作成すること。「手作」の漢語表現。
戦前から戦後初期の日本の初等教育における教科のひとつ、現在の図画工作(図工)のうち、工作に当たるもの。
(出典:Wiktionary)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
工
常用漢字
小2
部首:⼯
3画
“手工”で始まる語句
手工業