じょう)” の例文
少なくとも仏教の根本目的は「我等と衆生しゅじょうと、皆共に仏道をじょうぜん」ということです。「同じく菩提ぼだい心をおこして、浄土へ往生せん」
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
日本でも大安寺の勝業しょうごう上人が水観をじょうじた時同じく石を投げ入れられて、これはむねが痛んだという談があって、何も希有けうな談でも何でもない。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
というのは、いうまでもなく大乗仏教の精神は、われらと衆生と皆共に仏道をじょうぜんということです。同じく菩提心をおこして浄土へ往生することです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
施行せぎょうは彼の我に与うるによって彼の檀波羅密だんはらみつじょうじ、我の彼に受けてむくいるに法を与うるを以てするの故に、我の檀波羅密を成じ、速疾得果の妙用を現ずるを観た。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
智慧と慈悲 「色即空と見れば、大智をじょうじ、空即色と見れば、大悲を成ず」
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)