“憑拠”のいろいろな読み方と例文
旧字:憑據
読み方割合
ひょうきょ50.0%
とっつ25.0%
ひようきよ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本官がってもって、この裁判に応用して、最後の断案を下さむと欲する、所謂第二の手段の憑拠ひょうきょとなるべき、根本原則に外ならないのである。
霊感! (新字新仮名) / 夢野久作(著)
その女が中津に来て、お稲荷様いなりさまを使うことをしって居ると吹聴ふいちょうするその次第は、誰にでも御幣ごへいを持たして置て何か祈ると、その人に稲荷様が憑拠とっつくとか何とかいって、しきりに私のうちに来て法螺ほらふいて居る。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
案内者はその右手の女群ぢよぐん一人ひとりがベアトリチエだと教へてくれた。しかしベアトリチエは詩人が空想の女で史実には何の憑拠ひようきよもないらしい。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)