“ひょうきょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
憑拠100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本官がってもって、この裁判に応用して、最後の断案を下さむと欲する、所謂第二の手段の憑拠ひょうきょとなるべき、根本原則に外ならないのである。
霊感! (新字新仮名) / 夢野久作(著)
但し夢中遊行中の屍体飜弄なる現象に関しては古来、明確なる記録の憑拠ひょうきょするに足るべきもの殆ど存在せず。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「……WとMのその後の行動によって……否、今日只今、この仮法廷に於て……吾輩という検事の論告と、Mという被告の陳述を憑拠ひょうきょとして、絵巻物の行衛を推断してもらうよりほかに方法はない」
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)