意中いちゆう)” の例文
『おゝきみ、ねえ、きみぼくせつなる意中いちゆうしんじて、ぼく親友しんいうみとめてれることしようしてくださるでせうね……え、きみ!』
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
ならば此儘このまゝにたしとねがへどいのちこゝろのまゝならずむともなくわづらふともなくつく/″\とながめてつくづくとなみだそらとを意中いちゆうともとしておくらねどむかへねどるものはつきあらたまるはとしちりてかへらぬきみ
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)