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悄
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しほ
ふりがな文庫
“
悄
(
しほ
)” の例文
屹度上手なのだらうとは誰も思ふ事だが、
何
(
ど
)
ういふものか、菊五郎は滅多に獲物を
提
(
さ
)
げて帰らない。
往
(
ゆ
)
きにはいそ/\勇んでゐるが
還
(
かへ
)
りにはすご/\
悄
(
しほ
)
れてゐる場合が多い。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
何処
(
どこ
)
ぞで
白桃
(
しろもゝ
)
の
花
(
はな
)
が
流
(
なが
)
れるのを
御覧
(
ごらん
)
になつたら、
私
(
わたし
)
の
体
(
からだ
)
が
谷川
(
たにがは
)
に
沈
(
しづ
)
んで、ちぎれ/\になつたことゝ
思
(
おも
)
へ、といつて、
悄
(
しほ
)
れながら、なほ
親切
(
しんせつ
)
に、
道
(
みち
)
は
唯
(
たゞ
)
此
(
こ
)
の
谷川
(
たにがは
)
の
流
(
ながれ
)
に
沿
(
そ
)
ふて
行
(
ゆ
)
きさへすれば
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
悄
漢検1級
部首:⼼
10画
“悄”を含む語句
悄然
悄々
悄乎
悄気
悄気返
悄気切
悄氣
打悄
悄沈
悄気方
見悄
意気悄沈
大悄
悄悵
悄然返
悄衰
悄悴
悄悄
御悄