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御遣
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おや
ふりがな文庫
“
御遣
(
おや
)” の例文
夫
(
それ
)
から又
羅甸
(
ラテン
)
讀
(
よみ
)
にしてもクオンチチイを付けて發音しないで、のべつに
羅馬
(
ローマ
)
字綴りの讀み方
見
(
み
)
たやうに
遣
(
や
)
つたのがあるなら、
夫
(
それ
)
も
序
(
ついで
)
に
斷
(
ことわ
)
つて置いて
御遣
(
おや
)
んなさい。
『伝説の時代』序
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「馬鹿を仰ゃい。子供が
私
(
わたくし
)
の
傍
(
そば
)
へばかり寄り付くのは、
貴夫
(
あなた
)
が構い付けて
御遣
(
おや
)
りなさらないからです」
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「じゃ、代さん、
皮切
(
かわきり
)
に何か
御遣
(
おや
)
り」と今度は代助に云った。代助は人に聞かせる程の上手でないのを自覚していた。けれども、そんな弁解をすると、問答が
理窟
(
りくつ
)
臭く、しつこくなるばかりだから
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
あなた方も大学を
御遣
(
おや
)
りになって、そうして
益
(
ますます
)
インデペンデントに御遣りになって、新しい方の、本当の新しい人にならなければ
不可
(
いけ
)
ない。
蒸返
(
むしかえ
)
しの新しいものではない。そういうものではいけない。
模倣と独立
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
遣
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
“御”で始まる語句
御
御馳走
御前
御意
御座
御簾
御尤
御覧
御免
御堂