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御経
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おきょう
ふりがな文庫
“
御経
(
おきょう
)” の例文
旧字:
御經
読方
(
よみかた
)
だって、何だ、
大概
(
たいがい
)
、
大学朱熹章句
(
だいがくしゅきしょうく
)
で
行
(
ゆ
)
くんだから、
尊
(
とうと
)
い
御経
(
おきょう
)
を
勿体
(
もったい
)
ないが、この山には薬の草が多いから、気の
所為
(
せい
)
か知らん。
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
この調子で行くと
御経
(
おきょう
)
の文句は、
梵
(
ぼん
)
音とか漢音とか、なるべく解らぬように
誦
(
そら
)
んじた方がもっともらしく聞えていい。
福沢先生の処世主義と我輩の処世主義
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
丈
(
たけ
)
より高い
茅萱
(
ちがや
)
を
潜
(
くぐ
)
って、肩で
掻分
(
かきわ
)
け、
頭
(
つむり
)
で
避
(
よ
)
けつつ、見えない人に、物言い
懸
(
か
)
ける
術
(
すべ
)
もないので、高坂は
御経
(
おきょう
)
を取って
押戴
(
おしいただ
)
き
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
今一万以上の学生が集っているのに大なる講堂をもたぬというは実に遺憾である。寺には必ず堂がある。堂がなければ
御経
(
おきょう
)
が読めぬという訳ではないが、少しく物足らぬように思う。
始業式に臨みて
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
貴方
(
あなた
)
は、そうして
御経
(
おきょう
)
をお読み遊ばすくらい、
縦令
(
たとい
)
お山で日が暮れても
些
(
ちっ
)
ともお
気遣
(
きづかい
)
な事はございますまいと存じます。
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
それを
大掴
(
おおづかみ
)
に、
恋歌
(
こいか
)
を書き散らして参った。
怪
(
け
)
しからぬ事と、さ、それも人によりけり、
御経
(
おきょう
)
にも、
若有女人設欲求男
(
にゃくうにょにんせつよくぐなん
)
、とありまするから、
一概
(
いちがい
)
に
咎
(
とが
)
め立てはいたさんけれども。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
経
常用漢字
小5
部首:⽷
11画
“御経”で始まる語句
御経読誦