“おきょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御経80.0%
経典20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たけより高い茅萱ちがやくぐって、肩で掻分かきわけ、つむりけつつ、見えない人に、物言いけるすべもないので、高坂は御経おきょうを取って押戴おしいただ
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
今一万以上の学生が集っているのに大なる講堂をもたぬというは実に遺憾である。寺には必ず堂がある。堂がなければ御経おきょうが読めぬという訳ではないが、少しく物足らぬように思う。
始業式に臨みて (新字新仮名) / 大隈重信(著)
で、陀羅尼とは、つまりあらゆる経典おきょうのエッセンスで、一字に無量の義をべ、一切の功徳くどくをことごとく持っているという意味です。世間の売薬に「陀羅助だらすけ」というにがい薬があります。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
この簡単なる経典おきょうは、ただに『大般若経』一部六百巻の真髄、骨目であるのみならず、それは実に、仏教の数ある経典のうちでも、最も肝腎かなめの重要なお経だということを表わしているのが
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)