“けいてん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
擎天33.3%
経典33.3%
繋纏33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
試みに先生等身の著作を以て仏蘭西羅曼フランスロマン主義の諸大家に比せんか、質は擎天けいてん七宝の柱、メリメエの巧を凌駕すく、量は抜地無憂の樹、バルザツクの大に肩随けんずゐす可し。先生の業またおほいなる哉。
「鏡花全集」目録開口 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
されば漢土もろこしの書は、経典けいてん七九史策しさく詩文しぶんにいたるまで渡さざるはなきに、かの孟子の書ばかりいまだ日本に来らず。八〇此の書を積みて来る船は、八一必ずしもあらき風にあひて沈没しづむよしをいへり。
引力によりてあひ繋纏けいてんする物質の力、自由を以て独自卓犖たくらくたる精神の力、この二者が相率ひ、相争ひ、相呼び、相結びて、幾千幾百年の間、一の因より一の果に、一の果より他の因に
国民と思想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)