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御用
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おんもち
ふりがな文庫
“
御用
(
おんもち
)” の例文
何とぞ小生に代わりてよくよく心を
御用
(
おんもち
)
いくださるべく候。御病気の節は別して御気分よろしからざる方なれば、浪さんも定めていろいろと骨折らるべく
遙察
(
ようさつ
)
いたし候。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
寛永元年五月
安南船
(
あんなんせん
)
長崎に到着候節、当時松向寺殿は
御薙髪
(
ごていはつ
)
遊ばされ
候
(
そろ
)
てより三年目なりしが、御
茶事
(
ちゃじ
)
に
御用
(
おんもち
)
いなされ
候
(
そろ
)
珍らしき品買求め候様
仰
(
おおせ
)
含められ、
相役
(
あいやく
)
と両人にて、長崎へ出向き候。
興津弥五右衛門の遺書(初稿)
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
聞しめし
然
(
しか
)
らば予は太守光貞卿の子とやと
仰
(
おほ
)
せありしが
夫
(
それ
)
よりは將監が申事も
御用
(
おんもち
)
ゐなく
殊
(
こと
)
の
外
(
ほか
)
我儘
(
わがまゝ
)
氣隨
(
きずゐ
)
に成せ給へりある日
書院
(
しよゐん
)
の上段に
着座
(
ちやくざ
)
まし/\て將監
々々
(
/\/\
)
と
呼
(
よば
)
せ給ふ
聲
(
こゑ
)
きこえければ將監大いに
驚
(
おど
)
ろき何者なるや
萬一
(
もし
)
太守
(
たいしゆ
)
の御出にもと
不審
(
ふしん
)
ながら
襖
(
ふすま
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
寛永元年五月
安南船
(
あんなんせん
)
長崎に到着候時、三斎公は
御薙髪
(
ごていはつ
)
遊ばされ候てより三年目なりしが、
御茶事
(
おんちゃじ
)
に
御用
(
おんもち
)
いなされ候珍らしき品買い求め候様
仰
(
おおせ
)
含められ、
相役
(
あいやく
)
横田清兵衛と両人にて、長崎へ出向き候。
興津弥五右衛門の遺書
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
“御用”の意味
《名詞》
「用事、入用」の尊敬語。
宮中やその政府の公務。
官命により犯人を捕縛すること。
権力や権限のあるものにおもねること。
(出典:Wiktionary)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
用
常用漢字
小2
部首:⽤
5画
“御用”で始まる語句
御用達
御用聞
御用人
御用窯
御用捨
御用提灯
御用向
御用状
御用召
御用心