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御側
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おんそば
ふりがな文庫
“
御側
(
おんそば
)” の例文
ままならぬ世に候えば、何も不運と存じたれも恨み申さずこのままに身は土と朽ち果て候うとも
魂
(
たま
)
は
永
(
なが
)
く
御側
(
おんそば
)
に付き添い——
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
待居たり或日將軍家には
御庭
(
おんには
)
へ成せられ
何氣
(
なにげ
)
なく
植木
(
うゑき
)
など
御覽遊
(
ごらんあそ
)
ばし
御機嫌
(
ごきげん
)
の
麗
(
うるはし
)
く見ゆれば近江守は
御小姓衆
(
おこしやうしう
)
へ
目配
(
めくば
)
せし其座を
退
(
しり
)
ぞけ獨り
御側
(
おんそば
)
へ
進寄
(
すゝみより
)
聲を
潜
(
ひそめ
)
て大坂より
早打
(
はやうち
)
の次第を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
家説云
(
かせつにいはく
)
、元祿七年十一月廿三日、
御能有之
(
おんのうこれあり
)
、公羽衣のシテ
被遊
(
あそばさる
)
、御中入之節御樂屋に
而
(
て
)
、紋太夫を御手討に
被遊候
(
あそばされそろ
)
、(中略)、御樂屋に
有合
(
ありあふ
)
人々八方へ散亂せし内に、清休君一人公の
御側
(
おんそば
)
をさらず
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
愚なる私の
心得違
(
こころえちがひ
)
さへ
無御座候
(
ござなくさふら
)
はば、
始終
(
しじゆう
)
御側
(
おんそば
)
にも居り候事とて、さやうの
思立
(
おもひたち
)
も
御座候節
(
ござさふらふせつ
)
に、
屹度
(
きつと
)
御諌
(
おんいさ
)
め申候事も
叶
(
かな
)
ひ候ものを、返らぬ愚痴ながら私の浅はかより、みづからの一生を誤り候のみか
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
側
常用漢字
小4
部首:⼈
11画
“御側”で始まる語句
御側衆
御側用人
御側勤
御側向
御側女
御側室
御側役
御側御用
御側物頭